ゼノサーガエピソード3より、『hepatica(KOS-MOS)』を日本語とアルファベットで書き起こしました。
6000年の眠りから目覚めたマリアを象徴する美しい一曲です──
聖女の目覚め
hepatica(ヒパティカ)の意味は「ユキワリソウ」。冬も枯れることなく、雪の下で静かに春を待ちつづける可憐な花です。(※1)
この曲には数種のヴァージョンがありますが、歌詞がついているのは『hepatica(KOS-MOS)』だけとなっています。
曲の背景をかんたんに説明しますと…
宇宙の運命を左右する力をもつマリア。その魂と肉体を二分したKOS-MOSとT-erosの最終決戦で用いられています。
正確には、彼女の魂がKOS-MOSの中で目覚めた直後、これを奪いにきたT-erosを圧倒する──マリアが真価を発揮するシーンです。
副題にKOS-MOSの名がありますが、マリアのテーマ曲と言ったほうが的確かもしれませんね。
マリアはロスト・エルサレム時代から存在していた女性で、劇中では宇宙の運命を握る聖女と称され、6000年のあいだ眠りつづけていました。(※2)
しかし本来の彼女はどこにでもいるひとりの女性。
悲しみ、迷い、そして愛…劇中で語られなかったマリアの過去が垣間見える一曲です。
造語歌詞について
アルファベット歌詞は基本的にローマ字読みです。詳しくはアルファベット歌詞についてをご覧ください。
「atollie(アトレ)」をはじめとする「レ」は、正確には「リエ」と発音します。
「poerre(ポレッエ)」は、厳密には「ポレレレ・エ」という、巻き舌をからめた難しいコンボです。「エ」の口の開き方を意識しながら巻き舌を使うと上手に発音できると思います。
hepatica(KOS-MOS)
アーティスト/伊東恵里
アルバム/「ゼノサーガ Ⅲ【ツァラトゥストラはかく語りき】」ORIGINAL SOUND BEST TRACKS
歌詞
ボルチェ・タ ミラ
Bolche ta Mira
ヴィタ・ニ・アトレ
Vita ni atollie
イセタ・ティータ
Iseta tieta
ヴェルセ・リ・アモレ
Velse li amolie
イヴィオ・ディッタ
I-vio ditta
シヴィア・トーレ
shivia tolie
イヴェルセ イディット・ア・ディオ
I-velse I-dito a dio
ア・ポレッエ・テッラ
A poerre terra
ア・ディオ・デッタ
A dio detta
イヴェルセ・ニ
I-velse ni
ア・ディット ディータ
A ditto dieta
マリア
Maria
補足
※1
雪割草、またはミスミソウ。
スペイン語ではhepatica(エパティカ)と読む。曲中にスペイン語をベースにしたと思われる造語が散見されるため。
※2
ロスト・エルサレムは、何らかの理由で所在を隠蔽されてしまった地球。
マリアが生存していた時代はイエス・キリストの舞台と同時期と思われる。
ロスト・エルサレムの真相、マリアやシオン、イェオーシュアとヴィルヘルムの間で何が起こったかも明言されておらず、続編が待たれている。
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カテゴリ:造語歌詞 │ posted by utamono