ニーアオートマタ『依存スル弱者』 【日本語&アルファベット歌詞】

ニーアオートマタより、『依存スル弱者』の造語歌詞を日本語とアルファベットで書き起こしました。
イヴ戦を飾った激情の一曲です──





イヴ:ひとりぼっちの鬼神

危機に瀕した機械生命体が生み出した突然変異体アダム、そしてイヴ。
アダムの目的は月面サーバーに退避したとされる人類。そのために機械生命体たちを駆使し、月を落とさんと暗躍していました。(※1)
一方のイヴはアダムを「にぃちゃん」と慕い、強大な力を兄のために行使してきました。(※2)(※3)
彼の望みは兄とふたりきりで静かに暮らすこと──
しかし人類へのあこがれが強すぎたアダムは生死の概念に興味を抱くようになり、ついには破壊されてしまいます。
激昂するイヴ。
かくして彼は仇敵の前に立ちはだかります。
兄をも超える力、ヨルハをも圧倒する憎悪をもって…。

聴く者の心に穴を穿つほど壮絶な『依存スル弱者』。『美シキ歌』『魔王』にならぶ、メッセージ性の強い一曲となっています。
魂が歪むほどの憎しみ。すべてを焼き尽くす怒り、大切なものを奪われた悲しみ、それでも変わらぬ純粋な想い…。
メロディに込められた情感を感じ取れたとき、イヴ戦に隠されたもうひとつの物語が幕を開けます。





造語歌詞について

アルファベット歌詞は基本的にローマ字読みです。詳しくはアルファベット歌詞についてをご覧ください。

注意点は特にありません。
合唱曲のため、解析の精度はやや落ちます。





依存スル弱者
アーティスト/中川奈美
アルバム/NieR:Automata Original Soundtrack

歌詞


ウ・レ・マ スアッレ
U le ma Sualle

ビオ・ワ レガレソ
Bio wa Regaleso

ウ・マ ハスティ・エレ
U ma Hasthi ele

エタ・リ アレジハ
Eta li Arejiha



アデノ・ザ・レディア
Adeno za ledhia

イリファ・アナフォ・エサ
Irifa Anafo essa

エスティ・デッラ
Esty della

ウン・マ・フェレ・タ
Un ma fere ta



ア・サワ・イ ハモレ・ミオ
A sawa i Hamole mio

イマ・メタ・メレデ・ティアソ・ラ・イ
Ima meta merede thiaso ra i

ア・マロウバ・イ ハレ・シノ
A marouba i Hare sino

イマ・イファサ・メレヴァ・イ・フティア
Ima ifasa meleva i futhia

ザマナ・ディ・アデルゥ ア
Zamana d adelwu A




依存スル弱者
アーティスト: 高橋邦幸












補足


※1
アダムは純粋な上位個体として生み出されたものであり、イヴを兄弟ではなく同位体(分身)と認識している。
一方のイヴは自我が発達しており、実質、アダムより進化した個体になる。

※2
公式アナウンスによれば「ニイチャン(兄)」という概念は機械生命体にとって「導き手」「頼れる者」のような意味をもつ。
これは一部の機械生命体がエイリアン(創造主)を失った不安感から生みだしたもので、多感なイヴにも色濃く発現した。
しかし長い時間の中でこの概念を疑似的な家族愛に昇華させた個体もおり、アウグスト戦では大破した兄をかばい、命乞いする描写もある。
また、同戦闘中に弟ロボの呼びかけが「ニイチャン」から「にいちゃん」に変化しており、兄の危機がきっかけで急激に感情レベルが進化している。
ちなみにアウグスト兄弟は9Sルート冒頭に登場した油くみロボたち。よく見ると倒れた兄のまわりに、後のアームユニットが散乱しているのがわかる。

※3
イヴの半身に浮かぶ「天使の教会」の紋章はアダムの指示により刻まれたもの。感覚的にタトゥーに近い。
機械生命体は旧世界の文明遺産から天使文字や魔法理論なども認知しているが、魔素が浄化された劇中世界では機能しない。ただし動力機関に魔素を有するオリジナル・エミールは生存が明言されており、コピー体からも魔素が検出されているものの、魔法の現状については不明。





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